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2023年 コー・フォーラムのご案内











コロナ禍で近年開催されなかったスイス・コーのIC世界大会(コー・フォーラム)が4年振りに開催されます。戦後のドイツとフランスの和解や日本の国際社会復帰に貢献した会場です。1990年代以降はロシア、ウクライナ、ポーランドなどの旧東欧諸国からの参加者が最も多かった会議です。また昨年3月以降はウクライナの避難民を30人受け入れています。


今年のコー・フォーラムは二つの会議を開催します。(オンラインでも参加できます)

今年は紛争地域からの参加が多く予定されています。

ウクライナ、ロシア、南スーダン、トルコ在住のトルコ人・クルド人・アルメニア人、カナダのインディアンなど各国の少数民族代表、ソマリア、エチオピア、レバノン、北アイルランドの元IRAメンバー。各国の国会議員、国際機関やシンクタンク関係者なども多く参加します。


7月18日 10時~12時 開会式  


【パネル討論】

「地域の信頼醸成活動が直面している課題。いかに希望を見出すことができるか」   

【スピーカー】

Gerald Pillay  国際IC評議会会長(Liverpool Hope大学学長)

Jacqueline Coté 国際ICスイス協会会長(元ジュネーブ国際・開発研究所理事)

Elena Zhemkova 2022年ノーベル平和賞受賞のロシアの人権団体「メモリアル」創設者兼元理事長

Corinne Momal-Vanian コフィ・アナン(元国連事務総長)財団理事長

Mô Bleeker   元スイス外交官。各国で紛争解決、和解、人権問題、戦争犯罪などを担当。


7月18日~22日

○会議 「過去の傷を癒す」      

過去数十年間世界各地の紛争は徐々に減少してきました。しかしその流れは変わりました。紛争が増加しています。

 このフォーラムでは、この根本原因に焦点を当てます。紛争の増加は、人間関係、国内の関係、国家間の関係における過去の傷が癒やされていないことによる関係の崩壊です。

 第二次世界大戦後何千人ものドイツ人とフランス人がコーに集まり、この両国はまったく新しい関係を築き上げました。

 それ以来、コー・フォーラムは世界中に手を差し伸べ、多くの痛ましい状況を癒すことに貢献してきました。

 癒しは可能です。関係を修復することから、一歩づつ新たなエネルギー、ビジョン、使命が生まれます。

信頼が再び生まれることと、それにともなって環境、経済、社会など私たちが地球規模で直面している大きな課題に対応する協力が必要です。

 このフォーラムでは、全ての大陸や多くの文化圏の人々の経験が紹介されます。そして互いに学び合う機会と、コーの美しい環境の中で静かに考える機会を提供します。

7月22日~23日 国際IofC総会(General Assembly)及び対話集会

7月23日~26日 会議「民主主義における信頼と誠実さ」

民主主義国といわれる国々を含め、様々な統治形態をとる世界中の国々で、議員や官僚など公的な役割を担う人々の信頼性と誠実性が低下しているエビデンスが増えています。コロナのようなグローバルな問題が、これをより加速させ、悪化させているように思われます。信頼性、寛容性、透明性が公的な立場の人々のグッドガバナンスと信頼の復活の鍵となります。これらを唱えることは簡単ですが、公職にある人々が社会的、公式の場でそれらを受け入れ、実践するのは非常に難しいことです。

どうすれば政治システムに対する信頼が回復するのでしょうか。この流れを変え、民主主義を強化するために、一般市民には何ができるのでしょうか。フォーラムは、参加者個人によるひらめきと社会の要請による深い対話と相互の学びあいができるように、柔軟で思いやりのある話し合いの場を提供します。参加者が勇気を持って正直な発言ができ、支えあいと思いやりのある場を作り、信頼性、寛容性、透明性を再建するための道を開くものです。


【募集要項】

● 滞在費(1泊分 CHF/スイスフラン)

  プレミアルーム  1人部屋200CHF 2人部屋150CHF 3人部屋120CHF6歳~14歳110CHF 

スタンダードルーム 1人部屋150CHF 2人部屋130CHF 3人部屋110CHF 6歳~14歳

100CHF

   6歳未満   無料

   7月18日から26日の会議期間中で、参加希望の日数での参加が可能です。


● 航空券&交通費

各自ご手配下さい。(円安、コロナによる減便などで例年より高めです)

ジュネーブ空港駅からモントル駅まで電車で約1時間。そこからコーまで登山電車で約30分。


  ●コーの国際会議場「マウンテンハウス」は1902年に建設されたホテルでした。

1946年以来MRA/ICの和解の会議が毎年夏の期間開催されてきました。現在はホテ ル学校に貸与しており、

国際会議開催中のみICが使用しています。標高1000メートルからスイス連山を正面に、レマン湖を眼下に見る絶景の地です。


● お申し込み、問い合わせ

日本からの参加者の皆さんのお申し込みは、公益社団法人国際IC日本協会が行います。


〒160-0004 東京都新宿区四谷 4-28-20 パレエテルネル206

info@iofc.jp 電話:03-6273-1428 FAX: 03-6273-1429

          

国際IC協会や国際ICスイス協会は世界中から10万米ドルの寄付を募っています。紛争地域からの参加者の旅費・参加費や会議場の再開と運営を担うボランティアの支援などに充てられます。

ご寄付については国際IC日本協会までお問合せをお願い申し上げます。

 

以上


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